Happy Mission Master Course


コーチングマスター講座

コーチングを身につけてセルフコーチング




◎フィードバック


コーチングにおける大切なスキルにフィードバックというものがあります。

フィードバックというのは何かというと、他者からの客観的な意見です。
自分で自分の事ってわからないものです。

中国のことわざに占い師は自分のことは占えないというのがありますが、占い師が自分のことを占おうとすると、主観や願望が入ってきてしまって正確に占えなくなります。

なんでもそうですが、自分を客観的に見ることというのはなかなか難しいということなのです。


フィードバックは痛い?

他者からの意見というのは大抵の場合事実です。
他者が、【私】に対して、発した言葉というのは、他者が私に対して思っていることだったり、私自身が無意識に表現していることだったりします。

しかし他者からの意見というのは、耳が痛いので避けてしまうパターンがよくあります。
他者から言われて、イラッときたりとか、いやだって思うようなことを言われるとスルーしてしまうんですね。事実を言われているのに、耳が痛いから聞いてないフリをするわけです。

あるいは、スルーではなく、感情的になって反発してしまうこともあります。
相手の意見を否定する行為に走るわけです。

しかしながら、何か言われたことに対して抵抗や反発などのネガティブな反応が出てくるのであれば、自分でも薄々気づいているけれど見ないようにしている「気づくべきもの」があることを意味しているわけで、それは実はとてもありがたいことだったりするわけです。

他者からのフィードバックはとても大切です。
マイナスだけじゃなく、プラスのことを言われることもありますよね。

例えばきれいになったねとか、
笑顔が素敵だねとか、
それもそのように思われているということです。
その客観的な意見を素直に受け取ることがとても大切です。
そうやって思ってもらえているのですから。

何回も同じようなこと言われているという事は本当にそうだということです。
他者が言ってるんですから素直に受け入れて、私にはそういう長所があるんだとか、私の短所ってそこなんだという様に、素直に受け入れると他者から思われている自分と、自分で理解している自分がどんどん一致していきます。
そうすると、とても信頼される人間になっていきます。


フィードバックを理解するコツ


他者からのフィードバックを理解することは、相手との信頼関係を構築する上でとても重要なことです。
フィードバックを理解するコツが次のとおりです。

●STEP1:人になにげなく言われていることを書き留める

なんか最近こういうこと言われるなということがあったら、素直に書き留めてみてください。
私って実際そうなんだ、と思うことがあるかも知れません。
書いてみると、もしかしたら耳が痛くてスルーしていたことがあったかもしれません。


●STEP2:自分がスルーしていたフィードバックに気付く


●STEP3:そのフィードバックを自分のこととして受け取る


フィードバックを大切にして、しっかりと自分のことを理解して、そして信頼される人になっていってください。