コーチングマスター講座
コーチングを身につけてセルフコーチング
コーチングを身につけてセルフコーチング
コーチングマスター講座
▸はじめに
▸8つの重要要素
▸願望実現の4ステップと6ステップ
▸エンパワリングビリーフ
▸人は一人では成功できない
▸絶対的理由
▸答えは対手の中にあるが...
▸目標設定の3つのステップ
▸習慣=運命
▸ビジュアライゼーションと行動の2つのステップ
▸ビジョンの3つの条件
▸更に目標を明確化する3つのワーク
▸感情のレバレッジを使うワーク
▸体の使い方を変える
▸未完了のアクティビティを完了させる
▸枠を超える
▸自分の価値観を理解する
▸自分の悩みを理解する
▸フィードバック
▸セルフコーチングの方法と利点
▸セルフコーチングと陰陽
▸自分にすると人生が豊かになる質問集
▸問題が起きた時のあり方【解決法】
▸謝る
▸願望実現に必須の習慣とは?【毎日の習慣】
▸あなたへの大切な質問【鍵】
▸メッセージを発信するとき意識したい5つの大原則
▸聞くというスキル
▸フィードフォワード
▸テクニックよりも大切なもの
◎願望実現の4ステップ
願望実現のためには以下の4つのステップがあると言われています。
STEP1:願望を明確にする
STEP2:願望から逆算し今の目標を明確化する
STEP3:それを達成可能な戦略を立てる
STEP4:基準を上げて大量に行動する
STEP1〜4を繰り返す。
◎願望実現の6ステップ
4ステップを更に細分化したものが6ステップです。この中で、リミティングビリーフとリフレーミングはコーチングにおいても非常に重要なポイントです。
ここ知っていると、セルフコーチングができるようになりますので、ぜひ、最後まで楽しんで読んでいただいて頂ければと思います。
リミティングビリーフ
もうお亡くなりになってしまいましたが、日本では著名なプロコーチとして知られる堀江信宏さんは、アインシュタインの言葉を引用して、リミティングビリーフについて、「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」と教えています。
リミティングビリーフとは「制限された信念」という意味です。例えば、
・セールスが苦手
・私は自信がない
・行動できない
これらの思い込みをリミティングビリーフと言います。
これは、アインシュタインの言うように18歳までに作られる偏見のコレクションのことをいいます。
両親の影響や幼少期のトラウマ、学校教育、会社で刷り込まれた考え方などがそれに相当します。
このようなリミティングビリーフを抱えていると、思い通りの行動や選択が出来ず、望んだ結果や成果を得られないといったことにつながります。
これは、マインドセットを習ったり、コーチングを受けたり、信念や心理ブロックのヒーリングを受けることで外していくことができます。
セルフコーチングをしてみましょう
・私はなぜ行動できないのか。
・私がセールスに抵抗がある原因は何だろう。
・言われた通りに素直に行動できないのはなぜだろう。
このように、あなたができない事というのを、自分自身になぜなのだろう? と質問してみてください。
もし行動ができないのであれば、私はなぜ行動ができないのだろうと、自分に質問してみてください。
自分で自分に質問をすること、これがセルフコーチングです。
そうすると、何かしら答えが出てくるはずです。
セルフコーチングの例として、「私がセールスできない原因は何だろう。」という質問で見ていきたいと思います。
もし、私がセールスできない原因は何だろうと、自分に問いてみた時に、売り込むと嫌われてしまうのではないか、という思い込みを見つけたとします。
ずっとセールスをされるのが嫌だと感じていた方にとっては、セールスとは売り込みだと感じている方もいるかと思います。セールされるのが嫌だと思っていると、セールス = 売り込みだと脳が思っています。自分がされて嫌なことを他人にできませんよね。売り込むと嫌われてしまう。自分がされて嫌なことをしたくない。しかしながら、自営業者は販売できなければ生き残ることができません。
ではそんな感情が出てきた場合の外し方を見ていきましょう。
リミティングビリーフの外し方
「セールスしたら嫌われてしまうのではないだろうか?」
というリミティングビリーフを見ていきましょう。
●外し方その1 本当かどうか
売り込むと本当に嫌われてしまうのでしょうか。
まずここを、しっかり考えてみます。
あなたの商品が、もしも目の前の人にとって必要であれば、その人にお知らせした時に本当に嫌われてしまうでしょうか?
もし、目の前の人があなたの商品によって幸せになれるなら、目の前の人に売り込んだ時に本当に嫌われてしまうでしょうか?
本当にそうなのかというところをしっかり考えてみてください。
●外し方その2 成功者はどう考えるか
セールスが得意な人はどう考えると思いますか?
私の場合は、セールス = 売り込み、とは考えていません。
セールスは「価値の提供」だと思っています。
セールスは、目の前の人がどうなったら幸せになれるかを考える場所だと思っています。
私は、「セールスは幸せを呼ぶ贈り物」というマインドセットを持っています。
セールスができる人は、自分の商品を目の前の人が幸せになるために販売しているのです。
セールスに対して成功者はどう考えているのか、そこをしっかり考えてみてください。
●外し方その3 問題のメリットは何か
セールスが怖いことのメリットはなんでしょう。
セールスが怖くてやらないことで、あなたが得られるメリットは何でしょうか?
嫌われないことでしょうか?
セールスをしないことで、どんなメリットがあるでしょうか。
あなたがセールスを怖がり、しないことでどんなメリットがあるのか考えてみてください。
例えば、嫌われなくて済む、現状維持をしたい、といった感じです。
人は本当の意味で自分にデメリットなことはしません。どんなことでも、たとえそれがデメリットに見えるようなことでも、何かしらのメリットがあるからやっているのです。そのことに気づきましょう。
●外し方その4 セールスが怖いままだとしたら?
もし、あなたが起業しても、セールスが怖いまま、セールスしないままだとしたらどうなっていくでしょうか。
起業して、自分がセールスしなかったらどうなりますか?
普通は会社は潰れますね。諦めるしかありません。
もしどうにかしたいと思うのであれば、その怖れと向き合っていくしかありませんね。
●外し方その5 茶化してみよう
セールスが怖い自分を茶化してみてください。
例えばね、ダミ声で言ってみるとか。
セールスが怖い、セールスが怖い、セールスが怖い、とか。
昔のドラえもんの声みたいに、「セ”~”ル”ス”が”怖”い~”」とか。
そういう感じで、セールスが怖い自分を茶化してみてください。
これで結構この思い込みが壊れる人もいます。
ぜひやってみてください。
●外し方その6 「だからこそ」をつける(リフレーミング)
リフレーミングというのを使います。
例:セールスが怖い自分「だからこそ」◯◯◯・・・。
「だからこそ」をつけてみてください。
セールスが怖いあなたが、セールスができるようになったとしたらどうなりますか。
セールスが怖くてずっとずっとできなかった自分が、もしもセールスができるようになったとしたらどうなると思いますか?
どんな人を救えるでしょうか?
そこを考えてみましょう。
これがリフレーミングといいます。
リミティングビリーフのまとめ
上記6つの外し方を使ってあなたの不安や悩みを捉えてリミティングビリーフを外していってみてください。
リミティングビリーフを外してクリアすることで、あなたはそこで困っている人の悩みがわかります。そして、あなたがそこを乗り越えたとしたら、結果としてその方のお役に立てるようになります。
勇気を出して、そこを乗り越えてみるのもいいかも知れません。乗り越えずにずっと続けていても、もしかしたらいいことがあるかもしれません。どちらがいいか考えてみてください。
そしてあなたにとってそのままの未来と外した未来、どちらの自分が大切なのか考えてみてください。あなたにとって大切なものはなんですか。
リミティングビリーフを壊す必要はありません。
なぜならそのリミティングビリーフはあなたにとって大切なものかもしれません。
それはあなた自身の価値観によりますので、あなたが感じて、そしてあなた自身が決めてください。
リフレーミングしてみよう
文章のうしろに「だからこそ」をつけて読んでみましょう。
集客が苦手だ
→
なかなか稼げない
→
自分に自信がない
→
また売れなかった
→
起業したいけど勇気がない
→
会社を辞めたいけどやめるのが怖い
→
松下幸之助さんの名言
“貧乏だったから、一生懸命働こうと思い、わずかな給料でも感謝できた。
学歴がなかったから、他人に素直に教えてもらおうと思った。
体が弱かったから、人の能力を信じて、人に任せることができた。”
(ちなみに、松下幸之助氏は、小学校中退です)
高杉晋作の名言
“過ちを改めれば、それは過ちではないのだ。”
“おもしろき こともなき世を おもしろく”